親孝行と言う事で、親父とお袋を連れて修善寺の古い旅館に泊で行って来た。
建築人間として生きて来た親父にとってはディズニーランドの様に
楽しい場所w。
おいらにも勉強になる宿でした。
ここの建物は7つの有形文化財がある。
建物全てが1つ。
あとの6つは建物の中に存在する。
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わがが母の記の撮影にも旅館の一部が使われている |
上記のパンフレットの映画・・・実は見たかった映画の1つ。
この映画にも旅館の一部が使われている。
料理は朝ご飯でこんなに豪華な料理。1つ1つが丁寧に調理されていて
食べるのも楽しい料理となっていた。
まずは玄関。玄関に入ると広い土間があり
玄関の飾り棚などをみても昔の職人が丁寧に
作り上げたのがわかる。下屋の桁丸太など6間の長さがあった。
10.8mの長さです。いまじゃ〜そんな長い材料が無いでしょうね。
この階段、当時の木造では珍しい入組んだ階段です。
天井材にはウズラの羽のも等の様な鶉木が使用されていました。
ため息しか出ない材料ばかり。ここまで綺麗な杉材は見た事ないです。
紫檀の床柱。本物ですよ。腐った様に見せているのは彫刻なんです。
節も見えますが・・・彫刻。
床框も紫檀。床板はケヤキですね。長い年月をかけて平らにして
何度も何度も削り反りが無くなった所で材料として初めて使うんです。
職人の技で冴えていたのが欄間や建具でした。これは西洋のデザインに影響された
建具職人が作った物です。クモの目にはガラス玉がはめ込まれていました。
有形文化財の1つ。富士と投網です。
この投網を作れる職人さんは日本にもう存在しないとの事。
技術を継承しなかったそうです。
見て覚えろって世界ですからね。
宿の正面。
良い雰囲気です。戦前に建てられた宿です。
昔のまま残っているんです。
楽しい一時でした。